城南中で千羽鶴受け渡し式
修学旅行で第五福竜丸に思い届ける
未来を平和にするために

photo[2] 新宮市立城南中学校は11日、「千羽鶴受け渡し式」を同校体育館で行った。生徒らがさまざまな思いを込めて、懸命に折った鶴は修学旅行で東京都江東区夢の島にある第五福竜丸展示場を訪れる2年生に託された。
 受け渡し式は平和学習の一環で例年実施している。夏休み前後の2週間で折った千羽鶴を各クラスの代表がそれぞれ、一言ずつ平和のメッセージを述べ、13日から15日まで修学旅行へ向かう2年生に手渡した。2年生は6月に郷土史家の中瀬古友夫さんを講師に、第五福竜丸の事前学習会を行っている。
 また、2年生だけでなく、1、3年生も同様に戦争や平和について考え、学ぶ機会としており、3年生はすでに昨年に体験。1年生は上級生の姿を見て学び、翌年へとつなげる。渡された鶴は旅の目的地の一つである第五福竜丸の元へ生徒らの思いと共に届けられる。
 2年生を代表し傳田未咲さんが「私たちは今のような平和な世の中に生まれてきて幸せだったと思う。だからこそ、そのことを当たり前だと思ってはいけない。過去には私たちの先人が戦争の中でたくさんの尊い命の犠牲を強いられた。戦争をしても誰も幸せになれないことを心の底から学んだ辛く悲しい時代があったからだ」と力を込め、「人が人の命を奪うこと、その愚かさ・悲しみを決して忘れてはいけないと後世に伝え、国や言葉や文化が違っても世界中のみんなが真の平和を目指し、心を一つにして仲のいい世界になってほしいと私たちは思う。そして、世界から戦争という言葉をなくし、これからの世界を優しさや笑顔であふれる世の中にしていきたい。そして、未来をもっと平和にするためこの気持ちを語り継いでいくことを誓います」と平和の誓いを述べた。
 第五福竜丸は昭和22年に旧古座町で造られたカツオ船。売却されマグロ船に改造され、静岡県焼津市にあった。昭和29年3月、23人が乗り組みはえ縄漁中にビキニ環礁でアメリカの水爆実験によって被爆した。

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