雨の夜空に松明や花火
25年目の「佐野柱松」
瀬古会長「これもいい思い出」

 五穀豊穣(ほうじょう)、害虫駆除、家内息災などを祈願して行われる「佐野柱松」が16日、新宮市佐野の新宮港第2期埋立地緑地公園で行われた。25回目の節目となる今回は強い雨の降る中での実施となったが、プログラムの変更などで対応して来場者を楽しませた。伝統行事の松明(たいまつ)投げでは、参加者が火のついた松明を縄で振り回し、花火の合図とともに高さ約15メートルの御柱の先端にあるかごを目がけて一斉に投げ込んだ。25年目を祝う記念花火も打ち上げられ、大きな歓声が上がった。

photo[4] 同実行委員会の瀬古尊夫会長、田岡実千年市長、佐野区の前田道春区長があいさつ。祭りの開催への協力と来場に感謝を示した。
 紀南地方で活躍する社会人ビッグバンド「サニーサイド・ジャズ・オーケストラ」は特設テントから演奏を届けた。新宮市出身の小阪芳史さんとバルーンショップ「MAJOLICA」の名古智美さんがアイスカービング(氷の彫刻)とバルーンアートの共演に挑戦。くろしお児童館の子どもたちは、激しい雨に打たれながらも力強い創作踊りを披露した。
 子ども松明投げでは、参加した子どもたちが高さ6メートルの場所にあるかごに向かって松明を投げ込んだ。観衆から「惜しい!」、「あとちょっと!」など大きな歓声が送られる中、新宮市立三輪崎小学校5年の植田里希丸くんが投げ入れに成功。「初めて挑戦しました。入ってくれてうれしいです」と喜びを語った。
 大人柱松は、那智勝浦町宇久井の浦山昌嗣さん(50)が成功し、賞品の米1俵(60キロ)を獲得。浦山さんは「過去に3回ぐらい挑戦したことがありましたが、ようやく入りました。めっちゃ嬉しい」と笑顔で話していた。
 祭りは、最後は高々と打ち上がったスターマインが夜空を照らして締めくくられた。瀬古会長は「残念な天気になってしまったが、これから30年、50年と続けていく上で、『25回目の年は大雨が降る中実施した』と思い出として残るのでは。祭りに協力してくれた皆さんに感謝します」と語った。

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