捕鯨文化の発信拠点
「道の駅たいじ」オープン

photo[2] 太地町の玄関口である森浦の国道42号沿いに11日、「道の駅たいじ」がオープンした。鯨肉などを扱うレストランや直売所を通して、日本遺産に認定された捕鯨文化をPRしていく。
 道の駅「たいじ」は、和歌山県で31番目の道の駅として平成27年4月に登録。地域振興施設とレストランなどを太地町が、情報提供施設、トイレ、駐車場の一部を国土交通省が担当する一体整備で進めてきた。
 町によると、来年以降にコンシェルジュ(案内役)を常駐させ、鯨を大規模に飼育する「森浦湾くじらの海構想」など観光と学術研究を連携させた施策について情報発信していく。
 また、トイレは道の駅として「日本一綺麗(きれい)なトイレ」をコンセプトに、落ち着いた雰囲気の色調を採用し、ゆとりある共用スペースを設けている。特に女子トイレには、パウダーコーナー等を設けて利用者に快適な空間を提供している。駐車場は57台(大型車5台、小型車50台、身障者用2台)。
 物産品販売コーナーには、町内はじめ近隣の約70の個人・業者から出品された新鮮な野菜や鮮魚が並び、鯨肉の加工品も豊富にそろう。レストランでも鯨肉の竜田揚げや鯨カツの定食など太地らしいメニューを扱っている。
 オープンに合わせて訪れた同町の山下博己さん(77)は「太地ではこのような施設はなかったので、大勢のお客さんを呼べるよう頑張ってほしい」と期待を込めた。駅長を務める貝良文・太地町漁業協同組合参事は「地元の新鮮な海産物、農産物を販売するので、ぜひ大勢の方に来ていただきたい」と話した。
 オープン前に関係者や来賓約80人が出席して開かれた式典で、三軒一高町長は「道の駅は食文化の発信と観光の大きな起爆剤になる」と述べ、来賓の二階俊博・自民党幹事長(衆議院議員)は「鯨は一つの観光資源。多くの人を喜ばす施設になるよう、みんなでこの駅を守る、発展させていくという気概で頑張っていこう」と呼び掛けた。
 関係者で鋏(はさみ)入れ式を行った後、盛大な餅まきでオープンを祝った。

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