ほうき踊りで虫を払う
井田観音 納涼盆踊り

photo[3] 「井田観音・納涼盆踊り(ほうき踊り)」が9日夜、紀宝町井田の下り場地区にある井田観音で開催された。かき氷や焼きそばなどのふるまいも楽しみながら、多くの地元住民が伝統の「ほうき踊り」などを踊った。
 本尊の観世音像は正嘉2年(1258年)に西忠次が海岸で発見したものとされ、460年後に子孫の西忠三郎が堂を建立し、安置したことから一般の参詣者が訪れるようになったという。盆踊りも江戸時代からの伝統とされており、先祖の供養や収穫への感謝などをこめ、毎年地区の先頭を切って8月9日に行われている。
 ほうき踊りは田畑の病害虫を追い払う様子を表したものとされ、昨年には姉妹都市提携の協定を結んでいる石川県中能登町で披露するために下り場地区の有志らが協力して練習。そのためほうき踊りに習熟した若者、子どもたちも多い。
 会場では同実行委員会が酒やジュース、かき氷や焼きそば、フランクフルトなどを提供し、子どもたちのためにヨーヨー釣りや金魚すくいなどの夜店も用意。最後には福引も実施され、見物客も祭りの雰囲気を満喫した。
 前地敏久委員長の合図で「昔踊り」がスタート。歌い手の生歌と実行委員の太鼓に合わせ、櫓(やぐら)を囲んで「やっさのせ」、「甚句」を皆が踊り、体が温まったところで「ほうき踊り」へ。ほうきを持って老若男女が舞う姿に、来場者も見入っていた。
 3年前から毎年ほうき踊りに挑戦している鈴木沙美奈さん(相野谷中2)は「毎回この時期にしか踊らないので、振り付けをいつも少し忘れてしまっている。それでも周りの人と一緒に踊っていると思い出してきて、今日もなんとか楽しく踊れた」と笑顔。前地委員長は「例年以上に盛り上がっていたように思う。今年も大勢の人に踊ってもらえた上、飛び入り参加もあった。来年も盛り上げていければ」と語った。

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