「濁度40度で発電中止を」
熊野川流域の濁水改善を要望

photo[3] 今年の新宮市議会6月定例会で全会一致で可決された「世界文化遺産『熊野川』の濁水改善を求める決議」に基づき、新宮市議会の屋敷満雄議長、濵田雅美副議長、熊野川濁水・治水関連対策特別委員会前田賢一委員長、松畑玄副委員長、上田勝之委員ら7人は4日、国土交通省、電源開発株式会社本店、二階俊博・自由民主党幹事長を訪問。熊野川の濁水対策や熊野川流域の環境整備などの諸問題解決への協力を求めた。
 一行は、従来の発電放流に加え、風屋ダム取水口改造工事期間中におけるダム湖内の堆積土砂流出による濁水の惨状を指摘。当面の改善策として、紀伊半島大水害による山腹崩壊箇所の保全工事などを含めた平成33年度の諸施策完了までの間は、同市熊野川町にある十津川第二発電所の放水口濃度が40度以上になった際、すぐ発電を中止するよう訴えた。
 国交省には、監督官庁としての強い指導を求めた。水管理・国土保全局の山田邦博局長は、状況を十分理解できたとして、7月に予定していたが北九州豪雨のため中止となった熊野川の現地調査を、今月23日に改めて行い対応を検討したいとの回答があった。
 電源開発に対しては、今回の決議内容は良識ある現実的な要求であると再三にわたり主張。決議趣旨に対して、即答あるいは近日中の明確な回答期限を要求したが、鈴木亮常務執行役員は「責任ある回答をする上でさらに総合的な調査を要するため、しばらく時間をいただきたい。近日中に西日本支店を通じて対応する」と回答した。
 二階幹事長には、熊野川町日足地区の浸水軽減対策が予算化されたことなど要望への理解に感謝し、改めて決議に基づく要望を行った。説明後、二階幹事長はすぐに鈴木常務に電話をつなぎ「私の地元議員団による要望趣旨を理解し、問題解決に向けて協力を」と要請。一行に「皆さんによる地元住民の切実な願いをかなえるための活動が実るよう、引き続き支援する」と話した。

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