葦舟で本宮から川下り
2日かけて無事に到着
熊野川に関心もつ契機に

photo[1] 葦舟で本宮から新宮まで熊野川を下る取り組みが4、5の両日、行われた。熊野葦舟プロジェクト実行委員会が企画。5日午後5時30分すぎ、葦舟がラフティングボートやカヌーなどの支援艇とともに熊野速玉大社下の河川敷に到着した。
 地域の資源である熊野川に目を向けるきっかけにしたいと取り組んでいる。葦舟の製作は今年で8回目。長崎県在住の探検家・石川仁さんを講師に4月末につくった。全長約5メートル、幅約80センチの舟で「太平洋」と名付けられている。今回初めて本宮から新宮まで約36キロの川下りに挑戦した。4日は午前9時に本宮を出発し熊野川行政局まで下った。5日も午前9時に出発し、漕ぎ手を交代しながら熊野速玉大社下の河原を目指した。
 水量が少なく、独力では進まないところがあったほか、御船島周辺からは満ち潮の時間とも重なって漕ぐのが大変だったという。
 同委員会顧問の麻野吉男さんは、川岸で到着を見守った。「事故もなく無事だったのが一番良かった。上流から葦舟が来ているのを見た時はうれしかった」とコメント。「新宮市民も本宮の人もまちを挙げてこのような行事に参加してもらいたい。熊野川は地域の宝。大切にしていくよすがの一つになれば」と語った。
 最後の漕ぎ手を務めた、大阪市の平間理和(まさかず)さんは「友人に誘われて参加した。このような舟でも川が下れるんだ、と驚いた」と感想。「一生懸命に漕がないと進まなかったが、いろいろな川の表情を見ることができてよかった」と汗をぬぐっていた。
 石川さんは「うれしいの一言。けがをしないように進めるのが大変だった」と取り組みを振り返り、「今後も続けていきたい。いいイベントをしていたら人も集まってくる。将来的には何十艘(そう)も葦舟をつらねて川を下れれば」と語った。

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