国道168号で土砂崩れ
新宮市相賀 全面通行止めに
新宮市で351ミリ


 梅雨前線を伴う低気圧が日本列島の太平洋側を進んだ影響で、西日本各地で21日未明から昼前にかけて激しい雨が降った。この影響で新宮市相賀の国道168号で土砂崩れが発生し、相賀〜熊野川町田長間で全面通行止めとなっている(21日正午現在)
 気象庁のアメダスによると、新宮市で21日午前0時から正午までの12時間で351ミリを観測。午前9時までの1時間には55・5ミリの非常に激しい雨が降った。
 県東牟婁振興局新宮建設部によると、同日午前8時25分ごろ、新宮署を通じて土砂崩れの連絡が入り、同9時から全面通行止めとした。現場は幅約30メートルにわたって崩れ、約300立方メートルの土砂が流出している。復旧の見通しに関して同建設部は「雨が上がり、まずは現場の安全を確保してからでないと復旧工事に取り掛かれないため未定」としている。
 新宮市は同日午前10時50分、避難準備・高齢者等避難開始(土砂災害)を発令、同時刻に災害対策本部を設置した。市防災対策課によると、国道42号や市内各所の県道・市道などで道路冠水を確認し、一時通行止めとした箇所もあった。同市三輪崎、光洋中学校近くの佐野川が氾濫し、付近の民家の敷地近くまで水があふれていた。市には床下浸水被害の連絡も入っているという。
 那智勝浦町では、同日午前8時ごろ、那智勝浦道路内で発生した追突事故のため、市屋バイパスの新宮方面行きが一時閉鎖された。同町湯川の国道42号では、車のタイヤが完全に浸かるほど冠水し、串本から新宮方面へ向かう車は対向車線に出て通行し、渋滞が発生していた。同町宇久井の国道42号では、道路冠水のため町消防団が出て片側交互通行させた。
 熊野市は同日午前9時10分、市内全域に避難勧告を発令。紀宝町と御浜町によると、それぞれ町内の道路冠水は見られたが、被害の報告は入っていない。
 JR紀勢線は、大阪方面の始発・特急くろしお10号と普通列車2本の計3本は発車したが、以降はくろしお(白浜〜新宮間)と普通列車(紀伊田辺〜新宮間)を運転見合わせた(同日正午現在)。名古屋方面に向かう特急ワイドビュー南紀も上下線で午前中の便が運休となった。紀伊勝浦駅のロビーで待機していた東京在住の夫婦は「観光で那智勝浦町を訪れ、今朝(21日)帰る予定にしていましたが、この雨では列車が止まっても仕方ないですね。今日中に東京につければいいです」と話した。

【横2段】国道168号土砂崩れ

【横2段】三輪崎の国道42号冠水

【横2段】紀伊勝浦駅の運休

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